スローガン

~ 無償の愛で人と地域に奉仕する ~

基本理念

自身を信じた運動が、まちを躍動させ持続発展するまちとなる。
自信のないことに挑戦することがやがて成長に繋がり、次代を担うリーダーとなる。
家族、仲間を想いやり、未来を創ろう。

理事長所信

2024年度
公益社団法人茅ヶ崎青年会議所
第57代理事長 紀伊 智裕

 2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大初期に厳しい行動制限が敷かれ、社会に大きな影響を及ぼし、日本経済に多大なダメージを与えました。しかし地域を率いる若きリーダーであるべき我々青年会議所がこの現状に嘆いてばかりでは何も始まりません。
青年会議所は、明るい豊かな社会を目指すことを目的としている団体です。そして、さまざまな活動を通じて地域の連携と共生、社会への奉仕、個人の成長を最も重きにおきながら活動しております。これまでも、多くの地域課題を問題に掲げまちづくり運動を行ってきました。茅ヶ崎市は現在、デジタル化が加速度的に進み茅ヶ崎に移り住む移住者も増え、急速な経済成長と都市化が進んでおります。経済成長と都市化を進めつつも、自然環境の保護と持続可能な開発、地域コミュニティの発展といった複数の要素をバランス良く取り入れながら総合的なまちの発展を目指さなければなりません。また、人口の多様化により他の地方からの移住者や異なる文化的背景を持つ人々が増加傾向にあり、地域コミュニティの弱体化、地域の伝統や独自の文化が希薄化し、地域のアイデンティティや郷土愛、市民のまちに対する主体性が希薄化することは明白です。多くの市民が魅力を感じている地域であるからこそ、我々一人ひとりが主体者意識を持ち茅ヶ崎市民としての愛と誇りを醸成していく必要があります。
 本年度、私たち茅ヶ崎JCは、郷土愛醸成を軸に、地域の魅力や歴史、文化を積極的に発信し、茅ヶ崎のまちの人々に郷土愛を醸成するとともに、持続可能な地域をつくるために、主体者意識を持ち、つながりを深化させ人の輪を今まで以上に拡げるためにも、地域ネットワークの確立に挑戦し、行政関係諸団体と連携しながら、さまざまなインパクトある事業を展開していくことで、茅ヶ崎愛を茅ヶ崎に住む全てのまちの人々に醸成する取り組みを展開し全力で行動を起こして参ります。我々が流す汗は茅ヶ崎市民に共感を得てまちづくりに自ら参画していく市民を育み、地域に対しての愛や茅ヶ崎市民という誇りをもつ個性豊かなまちの実現できるものと確信します。

 茅ヶ崎にはコンパクトなまちの中に緑豊かな自然環境に恵まれ、サーフィンをはじめとするマリンスポーツも盛んで個性的なお店やおしゃれなカフェも多く個性豊かな商店街など魅力的な観光資源が存在し活気があります。そして、大岡越前祭、湘南祭、浜降祭、花火大会の4大祭りをはじめマルシェやアロハマーケットなど、子供たちが楽しめるイベントやアクティビティが豊富であるため、親子で一緒に参加できるイベントも多く、子育てのしやすさも特徴的です。そして、茅ヶ崎市は交通アクセス、商業施設、自然環境、教育施設、健康施設などの面で利便性が高い都市なので、一人暮らしからファミリー層まで生活しやすい環境です。観光地で有名な湘南エリアにありながら、茅ヶ崎の移住者もここ数年間で増加傾向にあります。それぞれの個人にとっての魅力は異なるかもしれませんが、茅ヶ崎の特徴的な要素が移住に影響を与えております。
 もともと茅ヶ崎生まれ茅ヶ崎育ちの市民と、新しいライフスタイルを求めて茅ヶ崎に移住してくる人、茅ヶ崎に憧れ移住して湘南ライフを積極的に楽しもうという市民が混ざり合って生活している一方で、人口の多様化により他地域からの移住者や異なる文化的背景を持つ人々が増加傾向にあり、地域の伝統と文化が忘れられ、地域のアイデンティティや愛着が薄れることは明らかです。地域に魅力を感じている我々JCは、一人ひとりが主体となり、茅ヶ崎市民としての誇りと愛を育んでいく責任があります。茅ヶ崎の財産、そして、そのような魅力をより伸ばしていくことで茅ヶ崎といういうネームバリューを維持しながら、既存の文化や価値観を新しい人々と融合させ、新しい価値観を生み出していける、そんな茅ヶ崎になって欲しいということもあり、茅ヶ崎をより輝かせるために地域の魅力を模索、検証して茅ヶ崎の活性化そして、茅ヶ崎の市民一人ひとりが茅ヶ崎愛というライフスタイルを送れるきっかけをつくりだすことが重要です。
 そこで、我々は茅ヶ崎を輝かせるために、地域の魅力を探求し、活性化させ、市民一人ひとりが茅ヶ崎愛のライフスタイルを楽しむきっかけを作り出すことが重要だと捉え、地域企業、関係諸団体とパートナーシップを取りながら、茅ヶ崎のカルチャーを活かした地域の魅力を茅ヶ崎市民、茅ヶ崎に引っ越してきた移住者、茅ヶ崎市外に発信し茅ヶ崎愛を醸成すると同時に、多くの市民、茅ヶ崎市外の方々が毎日訪れたくなるまち茅ヶ崎を目指し、よりインパクトある運動を大胆に展開して参ります。そして、茅ヶ崎の更なる魅力に磨きがかかる事で市民がより地域の事を考えるようになると共に、茅ヶ崎に住んでる一人ひとりが、地域に対しての愛や茅ヶ崎市民という誇りを醸成することで、まちづくりに自ら参画していく市民を育み、地域に対しての愛や茅ヶ崎市民という誇りをもつ個性豊かなまちの実現ができます。

 青年会議所に入会して一番の宝は、仲間との出会いです。また、どれだけ想いがあっても一人でできることは限られるため、青年会議所運動や活動を行っていく上で同じ志を持ち、共に目標を達成するために動き出し、様々な活動を通じて社会の発展や、ともに自己成長をする仲間の存在は必要不可欠です。毎年我々JCは卒業する人数以上は増やしたいという目標はありますが、そもそも何故拡大をしなければならないかというと、やはり数は力だと思います。自らの手で作り上げることの大変さや充実感を体感することにより、一人ひとりが人として魅力を高めることができます。時には議論を重ね、時にはぶつかり、また喜びを共有し、切磋琢磨し合い共に成長し、仲間との一体感を得ることができる団体、それが青年会議所です。共通の目標に向かってメンバーが行動することで、メンバーは組織の一員としての誇りをもつため、青年会議所の理念が浸透する組織を構築していく必要があり、それにより会員拡大だけでなく退会者の減少にもつながると考えます。それだけ数年の間に時代背景的なものが変わって来てると思いますし、当時と今は違うと比べると会員拡大が難しい部分は多々あります。また、魅力がない場所には人が来ない、魅力ある人がいない場所には人が来ないと思います。会員数を増やすのはまちづくりする団体にとって必要不可欠な事なのですが、青年会議所の理念や魅力が新入会員に浸透しなければ、新入会員の分母が仮に10増えても理念や魅力が共感できなければ、まちづくりをできる会員の分子が変わりません。また、組織自体は何も変わりません。会員拡大は組織の存続や運営のために行うわけではありません。個性が輝き持続可能な団体へと進化し続けていくためにも、ともに挑戦する仲間との出会いを求めて、一人ひとりが青年会議所運動の理念を理解し、そして、共有し伝播することが重要です。そこで我々は、少しでもJCは楽しい。少しでも顔出してみようとする行動を起こす機会を構築することが重要であり、会議所の理念や魅力が新入会員に浸透するシステム構築、そして、我々組織自体が一体となり、LOM全体を巻き込んだ交流の機会を構築することにより、メンバー一人ひとりがJCに入会し、このようなことが出来るようになった、JCで学んだことを仕事で実践したら売上上がった、仲間が増えたとか、メンバー一人ひとりがJCを語れるようになることが、個性が輝きより持続可能な団体へと進化し更なる茅ヶ崎のまちづくりに貢献していきます。

 新型コロナウイルスの影響によりそれまで当たり前だったことが当たり前ではなくなるなど、私たちの生活は急激に変化しました。青年会議所においても組織運営を継続するためにWEBを取り入れて新しい形の会議や非対面型事業の実施などいかなる状況でも活動、運動を行ってまいりました。しかし、デジタル社会の発展により便利になった一方で便利な情報の共有や仕事の効率化が進んでいますが、直接的な人との対話や身体的な交流の機会が減少し、コミュニケーションや共感、信頼の醸成などが薄れてしまったことも事実です。組織にとってコミュニケーションや共感は必要不可欠でありまた、ルールを一度守れなくても大きな問題とならないかもしれませんが、その積み重ねによって組織は弱体化していきます。規律を意識した厳格な諸会議や組織運営を行うことが求められており、そこから生み出される効果の高い事業と会員一人ひとりが能動的に活動できる環境の構築を後押しする体制が確立されることで、より効率的な組織運営につなげることができます。また、情報共有を行い、各委員会と密に連携をとり横のつながりを強固なものとするだけでなく、組織の活動に積極的に関与することで、個々のメンバーが組織の一員としての誇りを感じることができ各種事業への参加参画意識を高めることで、組織の結束力はより高まると考えます。
 また、公益社団法人格を有する団体として、健全で透明性のある組織運営を行うために管理体制や内部統制を強化し、長期的に社会的な公益を実現する組織として活動するため組織の価値が増大することを目指します。課せられた担いを自主的かつ的確に遂行しながらも、より良い組織へと成長するよう責任と自覚をもって、新しいアイデアや、効率の改善など、組織の成長と発展のため主体的に時代に合わせた組織運営を努めてまいります。
また、広報活動というものは、単に青年会議所の運動を発信し、集客するために活用するものではありません。私たちの愛するまち茅ヶ崎をより良いまちへと変化していくためには、我々の運動が茅ヶ崎市民のからの共感を生み、共創することが必要不可欠です。
 それらに対する想いを発信することでその想いが市民へと伝播し、意識変革が起こり、まちの発展へとつながることこそが広報活動で最も大切な役割であると考えます。
 また、情報通信技術の著しい進化に伴い、情報を発信するツールは多様化し、現在はSNSやWEB、メディアを活用していますが、情報過多の時代となった今、興味関心を持たない人へ情報を届けることは困難です。そこで本年度我々は、独自の視点や斬新なアプローチを持つ情報は、人々の関心を引き付ける可能性が高く、オリジナリティを追求し、情報を届けたい人々の特定のグループや興味関心を絞り込み、選択的なターゲティング、コンテンツの質の向上など、さまざまなアプローチを組み合わせることで情報のリーチを向上させ、今まで実践してきたことを自ら評価し、分析を行い、時には取捨選択し、より効果的な方法を求めて挑戦していくことで今まで以上に多くの人へ青年会議所の魅力を届けることが可能となり、ひいては茅ヶ崎青年会議所のブランディングへとつながっていきます。一人でも多くの市民に魅力ある団体であると感じていただき、信頼を高められるような組織としての広報活動を図ってまいります。

 今日もこうして青年会議所活動を行えているのは多くの人のおかげです。家族や社員への感謝、ともに活動する仲間、57年という歴史を創りあげてきてくださった先輩諸氏への感謝の気持ちは決して忘れてはいけません。そして、その気持ちを常に言葉にして伝えていきましょう。人生は挑戦の連続です。挑戦する前から無理だと決めつける先入観を捨て、人に語りたくなる社会を目指し、未来を生きる世代の笑顔を想い、私たちが考える夢や希望に溢れた持続可能な社会へとつながる大胆な政策を実行してまいります。決して一人ではありません。必ずそばで支えてくれる仲間がいます。未知へと挑戦をする心、仲間を想い互いに認め合い、支え合う心が合わさった時、一つのチームとして輝きを放ち、最大限の力を発揮することができると確信しております。私たちには茅ヶ崎のまちをより良くする運動を起こすという使命があります。どのような人間でも青年会議所には機会が与えられます。出来ない理由を探すのではなく、出来る理由を追求していくことで道が開ける。運命ではなく、全ては一歩踏み出すことが、必然の縁だと思います。私は高学歴ではありませんし、優秀でもない、これといって突出していることもありませんし、欠点だらけの人間ですが、自信のないことに挑戦する勇気と決して諦めない根性だけはあります。今一歩踏み出せずにいるメンバーもいるかもしれませんが、そのようなメンバーにこそ、愛するこのまちの明るい豊かな未来のためJCで挑戦して欲しいと思っております。

《 事業計画 》

  1. 茅ヶ崎のカルチャーを活かした地域愛醸成事業(LOVE&PRIDE醸成委員会)
  2. 個性が輝き理念に共感した拡大交流事業(拡大交流委員会)
  3. ブランディングに繋がる広報活動(総務広報委員会)
  4. 湘南4LOMまちづくり事業(LOVE&PRIDE醸成委員会)
  5. 各種大会への参画、姉妹LOMとの交流事業(拡大交流委員会)
  6. コンプライアンスと時代に合わせた組織運営(総務広報委員会)