理事長所信

理事長所信

2020年度 理事長 小林 拓也

基本理念

地域と共に新たな価値を創造、誰もが輝ける茅ヶ崎を目指して

スローガン

「共存共栄」

<はじめに>

 平成が終わり、令和の時代のはじまり。我々はいつの時代も、多種多様な人たちが集まり、明るい豊かな社会の実現を目指し、新たな物事を創造し続け、時代を創る先駆けとして永きに亘りまちづくり運動を展開して参りました。社会は常に目まぐるしい変化を遂げ、ひとの進歩は留まることなく、これから先も社会を多様に変化させていくことでしょう。

 私はこの青年会議所活動を通じて、多くの人と出会い、多くのことを教わり、憧れの背中を追いかけて自分に与えて頂いた役職を全力で取り組んできました。苦しい時は言わずとも支えてくれて、達成した時はともに涙を流しながら喜びを分かちあえる。それができたのは、いつも傍に仲間がいたからであり、そのような成長の機会を与えてくれたのが茅ヶ崎JCでした。そして、まちづくり運動を通じて、自らの意識をも変革させられ、同じ理念に向かう同志たちに沢山の刺激を頂きました。仲間の力を最大限発揮できれば、まちの未来も変えることができると感じました。だからこそ、青年会議所はこのまちに必要不可欠な存在であり、未来を創ることができる人を一人でも多く増やし、一人ひとりが自覚と責任を持って成長しなければなりません。青年会議所は、青年という限られた時間の中で、成功も失敗も繰り返しながら未来を創る人に成長することができる場所です。失敗があるから成長し、困難があるから乗り越えた先に新たな景色が広がる。だれもがまちの現状を理解し、課題の本質を見極め、課題解決に真っ向から立ち向かえる勇気と、本気でまちを変えようとする青年の情熱を持って行動することで、未来は大きく変化します。

 2020年度は「共存共栄」のスローガンの下、誰もが尊重され輝くことのできる社会の実現を目指し、我々は一切の偏見や差別を排除し活動をすることで、多様な人々が受容され、活用され、一人ひとりが輝き幸せになれるよう、運動を展開して参ります。そして、人と人との繋がりや、人とまちとのコミュニケーションを通した、共存共栄を実現し、笑顔が溢れる光り輝く茅ヶ崎が実現できるものと確信します。

<誰も取り残さない持続可能な地域社会の実現>

 2015年9月国連サミットにおいて「誰一人取り残さない-No one will be left behind」を理念として、国際社会が2030年までに貧困を撲滅し、持続可能な社会を実現するための重要な指針として、17のゴールが持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals SDGs)として設定されました。

 我々は2019年度にSDGs中長期計画を策定し、人材育成計画、経済活性化計画、健康なまちづくり推進計画の三側面それぞれが関わり合い、「誰もが暮らしたいまち」、「誰もが輝けるまち」の構築を目指し、エコシティ推進宣言を掲げさせて頂きました。そして、誰もが社会を変革できるSDGsの理念とその取り組みを知り、社会の課題解決のためエコ活動は勿論のこと、「線形型」経済モデルから「循環型」経済モデルへの移行に地域全体で取り組む意識を醸成し、企業や諸団体と相互理解を深め、行動に移してもらう機会の提供をします。

 そして、市内企業の先進的なSDGsの取り組みを通じて、携わるすべての方々と相互に切磋琢磨を積み重ね、それぞれの役割を果たすことに繋がり、長期的な成長、永続的な繁栄に繋がると確信します。またSDGsの推進事業を展開することで、未来に対する責任を自覚し、市民の意識を変革させる地域での大きな運動を展開するリーダーとなった我々は、未来を切り開くビジョンを持った利他的意識の向上した市民とともに、他を思いやる精神と希望溢れる心豊かな茅ヶ崎の未来を築きます。

<持続可能な地域開発に向けたパートナーシップの推進>

 日本青年会議所をはじめ、世界中に130もの国と地域で国際青年会議所の活動がなされています。青年会議所がもつ幅広いネットワークから知識・経験のみならず、人と人とが関わりあうことで感じる新たな視点を学び得る必要があります。我々は交流を通じて、得られるものは個人の成長はもちろん、組織の成長の一助となり、我々の運動の幅を広げていきます。そして、日本青年会議所と国際青年会議所が主催する各種大会に積極的に参加を呼びかけ、同じ志をもつメンバーと相互理解を育む機会をサポートします。特に本年は、世界会議が横浜の地で開催され、国際会議の意義・目的を理解してもらうために、魅力ある情報発信により参加意欲の向上を図り、国際の機会を経験して頂きます。その結果、様々な立場や環境にいる人との関わりによって感化された、まちづくりに関わる人の熱い想い、そこで生まれる人との繋がりを組織全体で共有することで、個人の視点を変化させ新たな挑戦へと繋がっていきます。その成長は組織としての魅力が増し、より多くの仲間を集めることになり、大きな力となることと確信します。

 また、本年は姉妹JCであります津JC、親子LOMであります寒川JCとの交流の大切さを再認識し、今一度永きに亘って育まれてきた組織間交流の歴史を紐解き、先輩方の想いを未来へと繋げていくことが大切であります。我々は活動を通じて、お互いに切磋琢磨し、友情を確かめ合う中で感謝の心を持って、お互いの組織が発展できるような交流をおこないます。そして、今日までの交流の中から育まれた確固たる絆をもって、人と人、人と地域、地域との地域の繋がりを深め、互いの地域がより活性化する手法を今後の事業に盛り込むことで、さらなる地域社会の発展へと繋げていきます。

<多様な人材が活躍する魅力あふれるリーダー養成>

 JC運動の目的は明るい豊かな社会の実現であり、まちづくり運動を今後も発展させていくためには拡大活動の必要性を理解し会員拡大に対し主体者意識をもちつづけなればなりません。全国的に見ても会員数の減少は大きな問題となっている中で、茅ヶ崎JCも例外ではありません。共存共栄を本質とするSDGsの時代には利他の精神を持って行動をするメンバーが一人でも多く必要だと考えます。私は、この茅ヶ崎JCでの活動を通じて多くの先輩方からの「目配り、気配り、心配り」を常に当たり前に取り組んでいる姿を目の当たりにし、憧れ、この茅ヶ崎JCに入会をさせて頂きました。今一度、この素晴らしい学びの多い、茅ヶ崎JCの取り組みや利他の精神を伝え、発信することで地域の人々の心に響き会員拡大に繋がり、明るい豊かな社会の実現につながると確信をしております。

 しかしながら入会年数3年未満の会員が半数を占め、JC運動の参画から得られる喜びを感じる間もなく卒業し、JCの魅力を伝播することが難しくなってきています。JCは単年度制で卒業という限られた時間の中で様々な役職を経験することで、豊富な実践経験を積むことができる団体であります。その経験を活かし、地域を牽引できる人材をより多く輩出し、明るい豊かな社会の実現に向け、地域のリーダーにふさわしい人材へと成長していくためのスキルとマインドを磨き、その資質を向上させる研修の場を設けます。また新入会員や入会年数が浅い会員との交流を積極的に行い、より懇親を深め友情を育みながら、茅ヶ崎JCの魅力を伝えることこそが今後のメンバー自身の人生の糧となり未来の茅ヶ崎JCや地域を担う人財となることと確信します。

<多様な人材が活躍できる茅ヶ崎の実現>

 豊かな自然環境と独特の文化に魅かれて人口増加が続いてきた茅ヶ崎のまちも、2020年をピークとして人口減少に転じると予測がされています。この人口減少時代だからこそ、我々一人ひとりが地域を担うリーダーとして自覚と責任を持ち、誰もが活躍できる社会や地域であるために運動を展開しなければいけません。まず、社会において誰もが望む形で輝くためには、周囲の環境を整える必要があります。年齢、性別、国籍、障害者を問わず連携し、多様な価値観を生み出し、多くの人材を積極的に活躍できる機会の場を提供します。そして、私たちは青年会議所会員である利を活かし、会員一人ひとりが経営者、地域の先導者としての自覚を持ち、有能な人材の発掘、斬新なアイデアの喚起、社会の多様なニーズへの対応など、社会や地域にかかわる人材が増えることで、地域経済の活性化に繋がる運動を展開するともに、多様な人材の能力を発揮するために、企業、組織、地域住民とともに自己の成長の機会を創出します。また、近年は国の政策では女性の活躍推進を成長戦略の柱に掲げています。茅ヶ崎JCでは女性の社会進出を促進するためだけではなく、性別や年齢等の置かれた条件を問わず、誰もが個性や能力を十分に発揮し、職場や地域においてそれぞれの役割を果たすことができる環境の礎を作る運動を構築します。全ての人材が成長して活躍の場持ち、一人ひとりが持つ未知なる潜在的な可能性を引き出し、これまで以上に組織や地域に加わることで潜在的能力の活用や、新しい多様な価値観が持ち込まれ地域全体に輝きと活力が溢れ誰もが活躍できる場になると確信します。

<本質にこだわるスマートな組織運営への転換及びブランディング>

 茅ヶ崎JCは52年という長きに渡り、組織を維持し、公益法人格として本年で10年を迎え、先輩方が培ってきた地域からの信頼という土台の上に成り立っています。これまで培ってきた組織の信用を失うことなく、今後も組織運営をしていかなければなりません。我々は社会の変化から、さらに注目されるようになったコンプライアンスや効率的な事業、組織運営などの役割は多岐にわたり、活動を支えるだけでなく、組織の品格を保ち続けなければなりません。本年度は日本青年会議所で使用している「アジェンダシステム」を採用し、正副理事長会議、理事会を日本青年会議所と同じ方法で運営し会議の質を高め、出向メンバーも会議に責任を持って参画できるよう効率的な会議運営を目指していきます。

 また公益社団法人となり、公開型の事業が増え、多くの聴衆を集めるべく様々な試みがなされ、集客力・発信力が高まりつつありますが、茅ヶ崎市民全体として考えたならばまだまだ認知度が低いのが現状です。茅ヶ崎JCの認知度を向上するために、メンバー一人ひとりが広報の重要性を認識し、広報媒体やSNS等の効果的な情報発信ツールのみならず、組織の機動力を活かした新たな仕組みを構築することで、組織力を活かした発信を実現します。我々、メンバー一人ひとりが、先輩諸兄が積み上げてきた歴史や伝統に感謝の心を持ち、市民と共に茅ヶ崎の未来を見据え行動することで、誰もがしあわせを共感できる茅ヶ崎を目指します。

<結びに>

 我々は成功と失敗を繰り返しながら自己研鑽をし、いつの時代も人と人との繋がりを大切にしながら運動を展開して参りました。この繋がりがあるからこそ、相手のことをおもいやり、誰に対しても感謝をできるものであります。我々に携わるすべての方々と相互に切磋琢磨を積み重ね、それぞれの役割をはたすことにより、長期的成長・永続的な繁栄を目指します。誰かがやる組織ではなく、メンバーの誰もが輝ける組織を目指し、地域のために妥協なく青年らしい行動を取り、勇気と情熱、そして自分自身に覚悟を持って活動することで、我々が掲げるビジョン「創造と革新が溢れるスローライフなまち」を実現させることができると確信します。

≪事業計画≫

1.会員拡大(全体)
2.関係諸団体と連携したまちづくり(全体)
3.人材育成事業(ダイバーシティ推進委員会、拡大アカデミー委員会)
4.湘南4LOMまちづくり事業(地域交流委員会)
5.メンバーの資質向上を目的とした研修事業(拡大アカデミー委員会)
6.コンプライアンスに基づく組織運営(総務広報委員会)
7.各種大会への参画及びLOM内外の交流事業(全体、地域交流委員会)
8.広報活動の強化(総務広報委員会)
9.会員拡大推進事業(全体、拡大アカデミー委員会)
10.中長期的計画まちづくり事業(SDGs推進特別会議)